カテゴリー「恋愛」の5件の記事

2007.07.06

★一学期最後のアトリエ

アトリエ新松戸でのお話。

一学期最後の国語の授業がありました。そこで、ぶんぶんでときどき使っているイソップ物語、「アリとキリギリス」の授業をやってみました。アトリエの受験生とこういったぶんぶん流の作文の授業をやったのは初めてです(受験小論文ではない授業という意味です)

いつものようにみんなでわいわい意見を言っていたら、他のクラスの先生に「静かにしてください」と二回も注意を受けてしまいました。ごめんなさい。しかしそれだけみんなたくさん話したというわけです。

中身はさておき、「さぁ、書こう」と予告なしで言ったら、「かけない」とみんなの返事。なぜなら、「たくさんの考えが出てきてしまって、何をどう書いたらいいか分からない」「最初の自分の考え以外のものもあって、書きにくい」とのこと。

この言葉を聞いて、わーい!大成功!と心の中で思いました。そう、まさに視点を広げる、読み方は無限にあるということを、彼らはちょっぴり体験してくれたようです。

でも、だからその中で「今日はこの切り口で書こう」「明日はまた意見が違ってもいい」ということで、短い時間でしたが書いてもらいました。なんだかんだ言っても、視点が決まると、さっと書いていたのは流石です!アトリエの生徒諸君。

中には「人は人、でも自分は自分だから意見は変えたくない」という人もいました。それでいいんです。「ただ、いろんな考えがある」と頭で思っているのとは、違います。実際にいろんな見方を聞いたり、自分もしてみたことが、大事です。

そこから自分も刺激を受けて、もっと視野が広がり、自分の意見にも深みが増すかも知れませんから。それこそが「人の意見を聞く」とうことです。人の意見を聞くというのは、「意見に従う」ではありません。聞いてその人の考え方やよさを感じ、自分の糧にしていくということです。ただ、耳で聞くのではなく、心で聞くというのかな。そういう訓練を、いろんな場面でしていってほしいと思っています。

自分の考えのある人は、心も柔軟な人だと思うのです。

余談。これを毎週やってるぶんぶんの子供たちは、えらい!いつも頭の中を私にごちゃごちゃにさせられ、それでも必死に書いているんだから。きっと見えないところで、視野や考えた広がっていると、確信を得ることができて、一石二鳥です。

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2004.11.30

★トナカイの恋☆

041124_1747.jpg←タイトルなし


トナカイは空に恋をした
すがすがしい青空も好きだけど
黒く謎めく夜の空も好きなんだ

昼も夜もトナカイはうっとり空を見つめてた

「空を飛びたい」
いつしかそれがトナカイの夢となった

無邪気な天使はその願いを叶えてあげた
だけど意地悪な悪魔が邪魔をした

だから年に一度だけ
それも夜空だけ飛べることになった

もうすぐその夜がやってくる


わたしはトナカイに聞いてみた
たった一日恋しい夜空を飛べるとしても
残された364日はどうしているのかと

だけどトナカイは今夜も
夜空を見上げるだけ

見上げたその先で
銀色の星がひとつ瞬いた

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2004.09.13

★愛するひとの死

 中田京さま。

 京さん、愛するひととのお別れ。さぞ、お辛いことでしょう。心中お察し申しあげます。

 しかしながら、愛するものの魂は、この世に生まれ変わり、再びめぐり逢うと申します。

 そうであるなら、「死」は、ほんの束の間のお別れなのかもしれません。

 最近、そんなふうに思うのです。ご冥福をお祈り申しあげます。東海林ふみ

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2004.09.10

★時を駈けるラブレター

あれからもう一ヶ月がたちましたね。あの時もらったチラシを見て、のぞいてみました。  もっと時間があれば、いっぱい話が出来たのにね。でも、東海林ふみは、あの時と同じかわいい女の子でしたよ。  風の歌のタイトルは、「あいつ」です。ボクも、久しぶりに歌いました。  また、大阪に来たら連絡してください。ゆっくり飲みましょう。            

 井上直之on大阪の夜♪・・・このコメント、読んでいただけました? これはまさしく、大学時代の先輩からのラブレターではないですか。え、違う?オマエの思い違いだって?

 20何年ぶりに、憧れの先輩に会いました。大学時代の集まりがあったからです。先輩とは同じ下宿、同じワンダーフォーゲル部でした。忘れもしない、新入生歓迎の、本栖湖ワンデリング。季節は5月。一年生は大酒を飲まされて、みんな正体なくします。同じく18歳の可愛い私もそうでした。

 夜はテントで寝ます。で、歩けなくなり、先輩たちがテントに連れてってくれるわけですが、私は酔った勢いでこういったのを今でも、今でも覚えています。

 「同じ下宿の先輩が、いい!」

 オマエ、何もんだと言われそうですが、それで井上さんが、たぶん私をおんぶして、テントに運んでくれたような気がします。それからです。酔ったフリをすれば、男はみんな言うことを聞く!!という哲学を学んだのは。。。。

 その先輩からいただいたコメントです。もう涙出ちゃいます。だから、ここに載せました。

 とくに強調したいのは、分かりますね?はい復習してみましょう。

 「でも、東海林ふみは、あの時と同じかわいい女の子でしたよ」
 

 うるうる、泣けるね。真実のコトバは、涙をさそうものだ。

 いつもぶんぶんちゃんを、「おばさん」とか呼んでいる、中学生諸君!君たちの認識が間違っているのは間違いいない!!

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2004.05.07

★ドラマ『赤い月』は、人妻の恋物語。

「元彼と、17歳年下の若い男との恋愛ドラマじゃん!浦山しぃ」

 昨日と一昨日、テレビ東京のドラマ「赤い月」を、ドキドキして見た。ロシアの若くて美人なスパイ・エレナを日本軍に売ったのは、高島礼子演ずる人妻・波子だってこと、あの定規で書かれた文字の「密告書」を見て、すぐに分かったよね?歌舞伎役者の中村なにがしが扮する、日本軍の諜報部員・ヒムラを、波子は自分のものにしたかったからだ。
 
 肺壊疽(エソ)の病に罹った夫が死の床で、「ヒムラだけはダメだぞ」と妻・波子に言い残し、満州で死んでいく。にもかかわらず17歳年下のヒムラに惹かれていく波子。「お父さんは冷たい土の中いるのに、お母さんは一体何をやっているの?」と娘に頬を平手打ちされる母。波子は言う。

 「おかさんが何をしたって言うの?ただ恋をしただけじゃない」

 くうっ 泣けるね。。。泣けない?
 
 ああいうのは不倫とは言わない。恋というのだ。背景には戦争や、満州での悲惨なできことが描かれていた。戦争が二人の運命を際立たせる。だからこそ恋は燃える。障害があればあるほど燃えるのが、恋。だろう?
 戦争中の男と女は、今の時代の「遠恋」なんて及ばないほどの、切なく甘い恋をしていたのかもしれない。そして波子が戦争を行き抜けたのは、紛れもなく「恋」のチカラだ。満州から日本に引き上げる波子は、帰る望みのないヒムラに「あなたを待ち続けることが、生きる望みなの」と言い残す。が、波子が最期に会いたかったのは、夫だった。
  
 「恋をしよう。夢をみよう。旅に出よう」

 ふとそんな文字が目に留まる。リビングのテーブルの上に置かれた、ビレッジブックスの「新刊案内」のチラシだ。夢は「持つもの」だと思ってたけど、「みるだけ」の夢もあるんだ。
 女性雑誌である俳優が「大学を出てからの勉強と、結婚してからのおしゃれは大切」って言ってたけど、私はそこに「恋」をプラスしたい。っていうか、恋をするからこそ内面を磨くために勉強し、外を磨くためにおしゃれをするんだ。動機が不純なただのダイエットなんて、続くわけがない。
 恋の相手は何でもいい。美しい絵画でも音楽でも、エレキ・ギターでもバンドでも、生け花でも書道でも。新しい仕事でも石ころ集めでも、恋人候補は数限りない。ただし趣味じゃだめ。 
 「恋」じゃなくちゃ!

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