★できないいい分け考えるなら、やれる方法を考えろ!
「できない言い分けを考えるなら、やるための方法を一つ、考えなさい」
さっき、教室で言い分けばかりしているNくん(小3男子)にイライラしてきた言った。けっこうくどくど言ってしまった。
虫が大好きな彼は、虫の図鑑で書けるよね、ということで分厚い虫の図鑑を持ってきた。テーマは「僕の好きな虫、ベスト3」だ。これは電車図鑑でも、恐竜図鑑でもいい。男の子の読書感想文でぶんぶんではオススメの書き方。
昨日は第3位を書いた。一見作文が苦手なのに、スラスラ書いた。どうして虫が好きかという話も織り交ぜて。
Nくんはもしかしたら、一番好きな虫を、先に書いてしまって、もう書きたい虫がなかったのかもしれない。
「書きたい虫が○○っていうだけど、この本にはない」・・(だから書けない)
「その虫はどの本にもなかった」・・(だから書けない)
「○○から本は借りてきちゃいけないんだよ」(だから書けない)
そのうち、外国産のカブトムシについて書きだしてたが、
「どこに住んでいる虫か分からない」・・(よーく読めば書いてあるぞ)
・・・とにかくできないいいわけを考える天才だ!子どもはみんなそうだよね。
いくつもいくつものいいわけを考える能力があるんだ。だったら今日やってしまえる方法を一つ考えることが大事だよ。
なぜなら、宿題になっている作文である。自分が好きな本を持ってきたのだ。ぶんぶんはそれでいいと思った。書きだすときも、このタイトルでいくと、本人は乗り気だった。しかし途中で、書きたい気分が薄れたのか、面倒くさくなったのか、やらない選択はしないで、いいわけをして、「できない」という状況を作ろうとしている感じがした。
ずるいじゃんそれって。自分でやらないんじゃなくて、できない状況を探すのだから。自分のせいじゃないよって言えるから。だから私は絶対逃さない!!!
彼は神妙な顔をして聞いていた。ちゃんと聞いてくれていた。感謝。そして出来上がった!!\(^o^)/ばんざーい。
でも、これって作文だけの話じゃないんです。他のことでもみんなそう。都合が悪くなると、自分以外の理由で、できない言い分けを探す。責任転換だ。
そしてこれって、大人でもた~~~~くさんいる、ある。だから、今からその言いわけは通用しないんだよってこと、伝えたおきたいのです。
そんな作文教室です。
説教を聴いていた一年せいも、びっくりしたかも、ごめんね。
でもね、私はNくんが大好きです。
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