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2008.12.13

★SОSをありがとう

嬉しいことがありました。

進路に関連して、どうしても文章を書かなければならないことがありますよね。今、そんな時を迎えたAちゃんが、ぶんぶんのことを思い出し、訪ねてきてくれることになりました。子ども自身が困ったときに、思い出してもらえるなんて、とってもうれいし^^そして、ちゃんと連絡をしてくださったお母様にも感謝です。ありがとうございます。

彼女は以前、5年ぐらい前だったでしょうか。夏休みの特別講座などに何度か通ってくれたことがありました。彼女のご兄弟も来ていたので良く知っています。

上手にとか、立派にとか、付け焼刃的なことを教えても何もならない。それだけのことなら、何も私が彼女と一緒にやらなくてもいい。でも、きっと彼女は、自分の思いがあって、でもそれが上手く言葉にならない、何をどうかいていいやら分からない。上手に書く技術を知りたいのではない。そんなことが、お母様とお話していて分かりました。

今彼女に何がしてあげられるか。それはいつも同じことです。寄り添うだけ。引き出すだけ。5年もたてば彼女もだいぶ成長しています。きっと今、自分が迷子になっている。きちんと意思はあるけれど心が迷子。心の奥に必ずあるから、それを一緒に探して迎えにいけたらと思います。

彼女の例とは違いますが、以前にも似たようなことがありました。小学生でしたが、受験作文を見てほしい。それもほんとにギリギリの時期でした。時間がないので技術的なことをやりましたが、結局何も身につかない、しみこまない。やっているほうも辛いけど、本人はもっと辛かったでしょう。

その子は、自分の思いさえ、もう分からない状態でした。受験勉強で疲れていたのでしょう。だからものなんて書けるわけがない。そうでなくてもふだんから書くことは苦手。だからまずそこから解きほぐしてから、自分の感情を取り戻してから、楽になってから、作文に向かえばよかったなあと思います。

ぶんぶんに来て書くことが辛いままに終わるなんて、そんなの自分で自分が情けない。ぶんぶん教室の意味がないです。受験のためとはいえ、全く正反対のことをしてしまったわけです。苦い思い出。書くことは一生です。今は新しい場で頑張っているね、きっと。10年ぐらい前の話でした。

付け焼刃は大人には効いても、子どもにとって意味がない。さらにもっと深いところでコミュニケーションをとった上で、子どもが自分を見つめた上で、技術はぐーんと効いてくるはずです。

さて、楽しみ♪

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