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2007.08.19

★蜘蛛の糸

蜘蛛の糸

小5のみほちゃんが、宿題の読書感想文を書くといって、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を持ってきました。その絵本(写真)を見て、惚れました!なんて絵がすてき。中を見ると、カンダタの落ちた地獄の針の山や血の池の様子が描かれています。地獄ですから当然不気味な絵なのですが、どこかユーモラスであったかい。地獄という恐ろしい場所なのに、ちょっと行ってみたくなる感じです。

実は教室で少し前、読書感想文の話になったとき、「蜘蛛の糸」を朗読してあげたことがありました。「こういうので書いてみたらどう?」と、その他教室の定番「青い鳥」(メーテルリンク)とか、イソップ、アンデルセン童話、昔話などの紹介しました。

毎年本屋さんに並ぶ課題図書に限らず、本は好きなものをどんどん読んで欲しいと思っています。でも、読んでから何かを「書く」本と、ただひたすら楽しくて「読むだけ」の本は、違うと思っています。とくに感想文を書く「練習途中」の年代である小・中学生は、「短くて、全体像がつかみやすい」本を選ぶのがいい。できれば昔からある「定番」が書きやすいはずです。

みほちゃんの選んだ「蜘蛛の糸」は、定番だし、文章自体は10分もあれば読めるぐらいの短さ。そのうえ絵本なら、文章の難しさがあっても、絵がそれを補ってくれます。定番が何故良いかは、テーマが分かりやすいからです。もちろん決まったテーマでかく必要もないけれど、子どもは何か一つ分かりやすい物があった方が、書きやすいからです。

その点からすると童話なんて、世の中の真実を理屈なしに見せてくれて、子どもも共鳴しやすくて、とってもいいのにね。童話で書くのは、子どもっぽいと思っている大人の方がいたら、この「蜘蛛の糸」シリーズの絵本をためしに読んでみるといいかもしせん。

このシリーズは一応「大人の絵本」、小学中級以上のお子様にも、なんて親切に書いてあります。

この他、「注文の多い料理店」を始めとする宮沢賢治の作品が15ぐらいと、小泉八雲「雪女」、小川未明「赤いろうそくと人魚」などが入っています。

みほちゃん!!!本のカバーの裏に書いてあったところを、しっかり読んで、分からないところはお母さんに相談してきてね。それにしても、こんな絵本を買って、おうちの本棚に入れておいたみほちゃんのお母さんのセンス、好きです。(*^・^*)CHU

次はもっとびっくりの、森君の持ってきた本を紹介します。

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