★寝たらうまくなっている
私のギターの先生、ジュンちゃん(音楽学校を卒業したばかり)が、よく言います。
「寝たらうまくなっている!」と。
いいこと言うな、っていつも思っていたんだけど、これって何でもそうですよね。もちろん、よく聞く睡眠学習じゃありませんよ。ギターに限らずなんですが、一生懸命練習しても、思ったようになかなか上達しない。というか上達した体感がない。
それでも、練習したものは確実に身についているはず。それが分かるのはきっと、1年とか3年とか、時間がたってからなんでしょうね。
作文も同じです。作文を見える部分と見えない部分で考えてみると、見える部分では、原稿用紙の上に現われた文章、内容、文字そのもの。それが読んだ人によく伝わり、感動を与えたら、作文が上達したなと思えます。でもそうなるのにも、時間がかかります。
一方で見えない部分。それは外界に対しての、眼差しの向け方、その時の心の動き、描くイメージ、人の感情や思考に共感する想像力、そして自分の深い部分に向かっていけるかどうか、そこで考えたこと、さらに、新しく身につけた「思考の方法」を意識的に使って、考えていくこと・・・
こうした見えない部分は、何をもって成長したと感じることができるのでしょうか?見える部分にしても、なかなか一朝一夕には行かないのに、です。もちろん見えるところ、見えないところはコインの裏表。裏があるから表の成長が見えるわけです。結局そこで見るしかないのかもしれません。
でも、一つだけいえるとしたら、それはその子なりその人が、どんな課題やどんな文章でも、「とりあえず書ける」という、実感をもてたかどうか。苦手だったものが、できた!というより、苦手だったものが、いつでもできそうだ、という実感をもてたかどうか。そういう曖昧な、しかし「本人だけが知る力強い、誰にも盗まれない力」だと思うのです。
だからみんな!!!
「寝たらうまくなっている」からね。作文も考えることも。ただし短い時間でもいいから、書くときに真剣に自分と向き合うことが、大前提だけどね。
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コメント
さすがぼくの親友はいい事言います。
投稿: とね | 2007.05.13 04:27
とねちゃん
うん。本当に^^
ところでとねちゃんもたまーに、
良い言言うよね!
「できるところだけやればいい」って。
投稿: | 2007.05.14 14:15
名前が消えてた。
投稿: ぶんぶん | 2007.05.14 14:31