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2007.01.21

★いじめをなくす方法

小学校低学年のクラス、それもやんちゃな男の子数人のクラスで、たまたまいじめの話になりました。きっかけはけいちゃん(小3)の次の話です。

*友だちがいやなことを言ってきた。我慢したけどしつこいから頭に来て、相手の手を痛くして泣かせてしまった。そこを先生に見られてしまい、泣かしたけいちゃんの方が先生に怒られた。

このことをけいちゃんは、「僕はいじめをしたから、怒られたんだ」と言ったのです。

え??それっていじめっていうの?ちょっと待って、それはおかしいんじゃない?ということから、いじめの話になりました。いろいろ話すうちにこれはケンカじゃないか?という話になりました。

「どちらか一方がやるのが、いじめ」

「一人をたくさんで、やっつけるのがいじめ」などと子どもが言いました。 たぶん、最近の事情から、小さなケンカさえも、「いじめだ」と子どもたちも過剰に考えてしまっている節があります。いいケンカは大事なのに。大人も子どももいじめを意識しすぎて、いいケンカまでなくなったらと、危惧します。いいケンカとは、人間関係を学ぶために必要なものだと、考えています。

いろいろ話すうちに、「じゃあ、どうやったらいじめがなくなると思う?」と、尋ねました。一番やんちゃな子に、聞いてみたら、

「悪い言葉はいわないとか、イジワルなことをしない」

「なるほど、そうだね。ところで○○君、きみはできるの?」

聞くと

「できない!」だって。

それじゃ、意味ないんだよね。○○君はお母さんから聞くところによると、クラスでもやんちゃな子。頭もいいしスポーツもできるし、話もしっかりしているので、クラスでもリーダー格。それが悪く出ることも多多あるそうなのです。

そのことを毎度聞いていたので、わざわざ○○君に聞いてみたわけです。彼は優等生だから、それは立派な意見を言うのはお見通し。でも、自分ではできないことも、自分で分かっています。

立派な意見、誰でも分かっていること、そうしたらいいという理想。でも、それじゃ現実のいじめはなくならない。理想は理想に過ぎないことを、子どもの方がより分かっている。つまりいじめの問題が出る度に、大人が理想を言い聞かせたところで、何も変わらないという現実を、彼は見事に教えてくれています。

「じゃあ、どうしたらいい?」

「うーーん」とみんな頭を抱えている。

「でもね、今、けいちゃん(別の子)が言ったことに、ヒントがあるでしょ?」

と言って、けいちゃんの話をもう一度私が、話しました。この話の中にヒントがあると、私は思っているのですが。

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コメント

人間は、なかなか思いどうりに行きませんよね。どうしたらいいいんでしょうか?

投稿: ラーメン | 2009.08.09 19:30

ラーメンさん

うう、コメントせっかくいただいたのに、
今頃になりすみません。

実はこの記事、かなり前に書いたのですが、
このときはいじめを止めるヒントが、けいちゃんの話から閃いたんです。

しかし今見ると、それが何だったのか全然思い出せない・・・
閃きって一瞬ですね。本当に。
ちゃんと書いておかなければいけませんね。
反省した次第です。
でも思いだしたらかけたらいいなと思います。

いま思うのは、いじめを世の中からなくすのは難しいというのが私の思いです。
だからそれを前提にそうなったときどうするかを
みんなで話しておくことが、ふだんから必要なのではないでしょうか?

投稿: ぶんぶん | 2009.10.05 20:01

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