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2005.05.18

★世界をくっきり持っている

 新しい出会いって、いつでも心トキクものだあぁ。

 明日は、新しく教室に入ってくれた子が来る日です。小2のタクちゃん。お母さんがこのブログを見て興味を持ってくださり、先週、はるばる電車に乗って、教室見学にやって来ました。

 彼はお母さんに連れられて、しぶしぶやってきたのだそうです。心配顔なお母さん。彼がぶんぶんを気に入らなかったら、どうしようという感じ。でも、私は入ってきたときの彼のようすで、何故か心がイキイキしている感じが伝わってきました。だから取り合えずお母さんには、外で時間つぶししていただいて、タクちゃんだけで教室にいてもらうことにしたのです。

 ノープロブレムでした。話をする前から空気に溶け込んでいました。勘のいい子だなと思いました。なぜなら、ぶんぶん教室は、たぶんですが、子どもが自然体でいられるところだからです。つまり「心はハダカ」っていうアレです。彼はドアから入った瞬間、それをかぎとっていたのだと感じました。
 
 しばらく彼のことをいろいろ聞きながら、こう聞いてみました。

「作文は好き?」
「ふつうだね」とタクちゃんは答えます。
「どうして?」
「えっと、生活科で観察したことを書くのは好きだけど、国語の作文はあまり好きじゃないから」

自分の世界をくっきりとらえ、それをきちんと言葉に置き換えて、語れるひとだなぁ、と感心しました

 私はふだん、子どもが「ふつう」と答えることを許しません。「おい君、普通ってなんだ?」と、普通の中身の説明を求めます。子どもはみんな困ります。なぜなら「普通てなんだ?」なんて聞かれたことが少ないからです。そうやって考えることを、始めてもらいます。

 だけどタクちゃんの、「ふつう」は、とても具体的な理由がありました。すごいなと思いました。自分の周りの出来事を、きちんと自分のものさし(価値基準)で捕らえているからです。

  他のひとや、学校や、大人などのものさしではなく、彼自身の言葉でした。それは体験から来る「身体の言葉」でした。そう、私はこの「身体の言葉」を、子どもたちに教えたいし、もっともっとたくさん使って欲しいと思っています。もちろん「頭の言葉」=知識、教わったもの、も大事です。ようはバランスなのですが、頭でっかちになりがちな最近では、「身体の言葉」の大切さを、感じています。

 体験からくる言葉を語れるひとは、ありのままの自分に自身を持つことができると思います。ひとはどうであれ、まずは自分はどうか。自分はどう思うか。わがままでなく、自己確認をできることが、大切です。

 そんなことを作文を通して、伝えていきたいのだと、久しぶりに思い出させてもらいました。

 じゃ、明日待ってるね~~~タクちゃん。


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