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2004.12.26

★それぞれのクリスマス

   クリスマス・イブ  


 ぼくは、まずやきそばをたべました。次ににわ鳥の首なし丸やきをたべて、次にカレーライスをたべて、さいごにショコラのケーキをたべました。
 
 次にお父さんからおもちゃをもらいました。次にお母さんにももらいました。そしたらぼくが
ぼく「お母さん、お父さんありがとうね。」
といったらお父さんとお母さんは
父「それはだいじにするんだぞ。」
母「わたしのもね。」 
父「そうだ、みんなでこのゲームをやろう。二つやろう。」
ぼく「やったー。」
父「まずお母さんが『かちのこり大さくせん』のかいせつ書をよんでおけ。オレたちは、ケーキをくっているよ。」
 
 しばらくして
母「まずじゃんけんするのよ。」
父「やるぞー。」
みんな「さいしょはグー、じゃんけんポイ。」
父「やったーかったー。とけいまわりでな。」(4行省略)

  (小4 鈴木遥可)

 ・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・

 家族3人で過ごしたクリスマスの夜。特別ではないけれど、でもスペシャルな夜。家族で食卓を囲み、ご馳走を食べ、ゲームをして楽しいひとときを持ったこと。はるかの心にきっと「幸せの種」をまいたのではないでしょうか。

 はるかの心に残った「会話」を書くことで、こんなにも場面を、息遣いを生き生きと表現することができるんだね!「会話」というのは作文の大事なアイテムです。何もかくことが思いつかないとき、会話をそのまま書いてみるのがオススメです。たぶん書いているときの心も、とても生き生き動きだすはず☆

 はるかは場面を伝えることが苦手なんだよね。だけどね、さすが食い気のあるはるか君だ。目に焼き付いたご馳走は、こんなにリアルに描写しているね。

 「にわ鳥の首なし丸やき」という表現。な~んか好きですね。そのままの形が浮かんできます。「にわ鳥」という書き方も、なんだかぴったりハマッているよね。(正しい標記はニワトリ、鶏。食べ物の場合はとり肉かな?)形や色をよく見てみるっていうのも、大事だね。

 「まずお母さんが『かちのこり大さくせん』のかいせつ書をよんでおけ。オレたちは、ケーキをくっているよ」
 ここからは、お父さんのと言うより、男同士の連帯のワガママ度を感じます。やれやれという愛情のある諦めの表情のお母さんが目に浮かびます。

 そんな微妙な人間の間合いというものを、子どもはこんな平和なクリスマスの夜に盗み取っていくのでしょうね。

 ↑こんなストレートな言葉自体に、そしてこの言葉を耳で盗み、心にとめ、書き取ったはるかに対しても、私はぐりぐりの花マルをつけてしまうのです。 

 
★さて、マレーシアの「のりりん」はどう?クリスマスはどうでしたか?

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コメント

 ぶんぶんちゃんが書いているように、作文の中に会話が入るだけで、ライブな感じが一気に出てきます。
家族や友達といっしょに時間をすごしているのに、セリフがまったくない作文を読むと少しさびしくなってしまう。

 はるか君の作文を読むと、はるか君のおうちの「におい」がとてもよく伝わってくる。おとうさんが、一生懸命におとうさんらしくしようとしているところがステキだ。

 クリスマスに食べる「にわ鳥の首なし丸やき」ってどうしてあんなにおいしいのだろう。僕が子どものころは、「にわ鳥の骨つきもも肉(銀紙付き)」だった。骨の部分にまかれた銀紙をにぎって、ほおばった「にわ鳥」の味はいまでも忘れられない。

 のりりんのクリスマスは、スコットランド人のでぶちんジョンのパーティに呼ばれました。スコットランドて知ってるかな。僕たちがイギリスと呼んでいる国は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの地域に分かれていて、スコットランド人は「イギリス人」と一まとめにされるのをいやがるんだ。

 そんなことはどうてもいい。

 彼らは、ローストした食べものが大好きだ。でぶちんジョンのパーティでは、手作りのロースト・ターキー、ロースト・ビーフ、ロースト・ラムの肉の大きなかたまりが出てきて、それを、ナイフでそぐように切って食べるんだ。

 お客さんは、マレー人、インド人、中国人、そして日本人の僕。ターパンを巻いたインド人のおじいさんもいる。ここでは、キリスト教徒も、イスラム教徒も、仏教徒も、シーク教徒も関係なしにクリスマスをお祝いする。だって、おいしいものを食べて、みんなでわいわい楽しくおしゃべりすると、みんな幸せな気分になれるから。

 ターキーってのは七面鳥のこと。やわらかくてクセの少ない味だけど、すこしパサパサしているので、少し甘いクランベリーソースをかけて食べるんだ。「にわ鳥の首なし丸やき」の方が絶対おいしいと思うけど、一年に一度のクリスマスだから、ふだん食べない珍しい食べ物を食べたいのだろう。七面鳥の前にはクジャクを食べていたんだって。

 英語・マレー語・中国語・タミル語がごっちゃに聞こえるここマレーシアで、子どもたちに人気があるのが僕のりりん。なぜかって? だって日本のアニメは世界中の子どもたちが大好きだから。今、マレーシアではやっているのは「なると」。かれらは、テレビで覚えた日本語をつかって僕に話しかけてくる。「のりりん先生、こんにちは」ってね。

 でぶちんジョンのクリスマスパーティが終わり、でぶちんジョンにハグハグしてもらってのりりんのクリスマスは終わりました。ハグハグっていうのは、だっこしてほっぺたをすりすりすること。のりりんは、はるか君のお父さんよりもずっと年上だと思うけど、それでも誰かにハグハグしてもらうのはとても気持ちいい。トトロのおなかの上で昼寝をするメイのような気持ちになれます。


投稿: のりりん | 2004.12.26 18:33

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