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2004.11.19

★「笑の大学」のツボ

 映画「笑の大学」はハマリました。

「ジュリオとロミエット」だよ??


 舞台は昭和15年の戦争中の日本。警視庁の中の簡素な一室。部屋の真中にはぽつんと机と二つのイス、ソファだけが置かれている。

 その部屋で、演劇の脚本を検閲する検閲官(役所こうじ)と、喜劇作家(稲垣吾郎)とが、ヤリ合う。

 検閲官の言うとおり、喜劇作家は脚本を手直ししてくる。するとまた検閲官は、難癖をつける、その映像が延々流れるのだが、めちゃめちゃ笑える。

 検閲官は一度も心から笑ったことのない男。それがいつの間にか、喜劇作家とともに脚本を作っている錯覚に陥ってしまう。

 喜劇作家もその作家魂にかけて、ケチつけられた脚本は、前よりもっと面白いものに書き換えてくるのだった。

 でもあるコトが、検閲官の琴線に触れ、「一つも笑うところのない喜劇を書いて来い」と最後通告を言い渡される。さて、作家はどうするか??

    
 三谷幸喜については、詳しく知らないながらも、この映画を見て、なんてポジティブな人なんだなんて人間を明るく肯定している人なんだ!と想いました。この明るさは、詩人の谷川俊太郎に通じるものがあると、私は思います。

 映画で一番気に入ったセリフは、吾郎ちゃんのセリフです。セリフというより思想です。こんな感じ。

 検閲された作家は、それに抵抗して投獄覚悟で上演する人もいる。自分は検閲官の言うとおりに直すので、回りからは「国家の犬」と呼ばれている。

 でも、それでいいのだ。自分は言われたとおり直す。だけど、前よりもより面白いものに書き換えよう。自分は喜劇作家だ。人を笑わすことが大事なのだ。人を笑わせたいのだ。
 
 「国家の犬」と言われても、笑わせることができれが、それが自分にとっての国家への抵抗だ。というようなセリフがあるんです。


泣けるでしょう? 三谷幸喜、惚れたね!
 


 わたしは真ん中まで笑って涙流してたけど、後半からはその涙が止まらなくなりました。ハンカチ出して泣いてましたよ。そして映画が終わり、最後の音楽が流れ、それが終わる頃に涙もやっと止まり、すっきりして帰りました。
 
 (柏のステーション・シアターでやってます)

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» 映画「笑の大学」 [make myself just as hard]
「笑の大学」(2004・日本) 脚本家・三谷幸喜の最高傑作と呼ばれる舞台喜劇を、役所広司と稲垣吾郎(SMAP)の二人の俳優を起用して映画化したもの。もとの舞台は完全に二人芝居だが、映画では他の役者も少しは登場する。それでもやはり、映画もほとんどは密室内での二人のやり取りだ。二人の緊迫した会話は、映画化されても抜群におもしろい。とにかく、検閲官・向坂(さきさか)を演じる役所広司がすばらしい。怒りながら笑ったりとか、笑いながら怒ったりとか、彼はとことん忙しい。台詞のないときの動きもなんだかとっても... [続きを読む]

受信: 2005.10.27 14:28

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