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2004.07.29

★真夏に始まるセレモニー?!読書感想文①

 教室の生徒のお母さんから、妙なお願いをされてしまった。

 「子どもに、読書感想文を書かないように、ぶんぶんちゃんから説得してもらえませんか? もう、うんざりなんです」

 その子は、元気いっぱいの小3の男の子。幼稚園時代から,私の教室に通ってくれていて、いたずら好き、目立つの大好き、向上心ありの男の子だが、とても勘が鋭い。勉強秀才でなく、物事から真理を直感でつかんでいくようなタイプだ。お母さんも教室に、とても理解のある方だ。

 彼は毎年、夏休みに、子供たちが大嫌いな「読書感想文」を書いている。それが毎年、コンクールで入賞などしているから、それなりにたいしたもんだ。「今年も出したい。そしてまた,賞状をもらうんだ」と意気込んでいる。言っておくが,私も、それからお母さんも、一度も書きなさいと言った覚えはないのに、である。

 ところが、お母さんから今日、こんなふうに頼まれてしまった。

 これまで二年連続クラスで選ばれ,その作品がコンクールで入賞した。このことは名誉なことだ。子どもは子どもなりに何度も書き直し,母は母で、書く前に子どもが書くヒントになるようにと、いろんな対話をし、二人とも必死に頑張ったことへの、一つの評価には違いない。

 だけど,その後、担任の先生の気に入るように、たくさん直しを入れないといけないのだ。出来上がった作品は、子ども本人のものとはかけ離れたものが出来上がる。それがお母さんとしては、嫌だというのだ。

 それだけではない。先生のが手を入れ、まっかっかになった原稿用紙に従って、直しに付き合わなければならないのも、苦痛だという。もちろん子ども本人は、そんなことより、賞状がもらえることが嬉しくて、頑張るらしい。

 「では、直しをしないでそのまま出してもらえるように、先生に言ったら?」
  
 「言いました。でも、せっかくクラスで選ばれたんですから」と,ベテランの先生ほど、押し切ってくるという。

 この話は,とても示唆に富んでいる。私が読書感想文について、ぜひ、お母さん方に考えてもらいたいと、思っていることを、そのまま表しているからだ。この季節が来るたびに、いつも思う。

★感想文を、今年も子どもに書かせよう、と思われているお母さん!!
★どんな本を選べばいいか、迷っているお母さん!!
★課題図書がすばらしい、と思いこんでいるお母さん!!

 ちょっと待ってください。まず、これから書く記事を読んでいただいて、そして一緒に考えていただければ、幸いです。感想文で苦しまないために。本当に子どもにとって価値のある,感想文にするために。

*☆★間違った読書感想文は、作文ギライ、本ギライの子どもを、作る可能性がある!?★☆*

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