★「そらにはいけないからです」
小2の舞ちゃんは、お友だちとこんな遊びをしているんだって。それはね、お家に帰ったら、夜、必ず空を見るの。それで星が出ていたかどうか、月が出ていたかどうかを、紙に書くんだって。月が出てたら、どんな形の月だったか、ちゃんと書くんだって。そして次の日学校で、二人で書いてきたものを、見せ合いっこするの。それを毎日するんだってさ。
舞ちゃんは、そんな話をしてくれた。素敵だね。二人でどんな話をするんだろう? 月の形が毎日変わること、不思議だよね。きれいだよね。日によって、形だけじゃなく「色」も違うだろうし。ねえ、星は夜だけじゃなく、昼間も出てるって知ってた? 「見えぬものでもあるんだよ」って、詩人の金子みすずも、言っている。二人の遊びは、詩的な美しさや、自然への驚きや、天文学や、いろいろに大きく咲いていく、小さな小さなタネだなと思った。
空や海、雨や季節への小さな思いが、作文の中にもこぼれていた。
「わたしはそらとうみでは、そらのほうがすきです。わけは二つあります。一つめは、うみにはいけるけど、そらにはいけないからです。二つめは、そらにいってみたいなー、どうなってるのかなーと、おもっているからです」(舞)
「わたしは、はれの日と雨の日では、雨のほうがすきです。なぜなら、水たまりにおちてくる雨のしずくの音や、水たまりにおちてくる、水のうえのまるいかたちが、おもしろいからです」(小2・みほ)
「わたしは、たいようとつきでは、つきのほうがすきです。なぜなら、ゆうごはんがたべられるからです」(小1・ちっち) マラソンのコースを、ポーンとはずれて行っちゃったのね。
「わたしは4がつと8がつでは、4がつのほうがすきです。なぜなら、あたらしいおともだちと、あえるからです」(小1・なみ)
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