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2004.05.23

★笑う作文講座★受験1「思いやり」\(⌒O⌒)/

 ぼくは、この前母と電車に乗った。その時は電車が混雑していた。ぼくと母がすわっている目の前に、荷物をかかえた、よぼよぼのおばあさんがおしながされてきた。母は、「ほら!」と小さな声でいった。とっさに理解したぼくは立って、そのおばあさんに席をゆずった。
 ぼくはその時少しいやな気持ちだった。いわれてやったのでは、思いやりではない。これからは、自分から席をゆずれる人になる。(中3・栄)【原文のままです】

◆公立高校受験対策◆「思いやり」という題で、200字以内、2段落構成で。前半は体験を、後半は感想、考えたことを書く。

【教室で】 中学生クラスでは、「受験対策としての作文」も書く。書く前には「思いやり」にふさわしい体験の掘り起こしから始めなければならない。ます、私だったらこんなことを、こんな風に書くなあという体験や例を出す。そして「友達が親切にしてくれて助かったとかさ、町で見かけた人がどうだったとか、何かあるでしょ?」「ない。忘れた」だいたい最初の反応はそんな感じ。だって面倒臭いから。とくに答えが一つではない問題を考えるのに、彼らは慣れていない

 でも、ホントはみんないろんな事を感じたり、悩んだりしているはず。いや絶対している!それが大事なことだと思う。しかし、塾やテストや部活などに追われて、忙しさのうちに流されてしまうのは、大人も子どもも同じ。

 そこで立ち止まって考える、コトバ化して書いてみると、悩んだことが血となり肉となる。新しい「自分」に出会えるんだよ。などときちんと「理由」を伝える。不完全でもいい。自分だけの体験を、自分なりに考えていくことで「自分の物差し」=判断基準ができてくる。表現することで自分を知る。「書く」ってそういうことなんだ。そんなことを思いながら話をしていく。

 するとぼつぼつ「これにしよう」とか「パクっていい?」などと言い出す。パクっていい。自分の体験を提出できたら後は、パクってみるのが重要だ。さて、「書こう」「書きたい」というモードになってようやく、「どう書くか」の話になる。そこで一人の子の例を借りて、「こんな風に書いたら」という全体像を話してみる。その頃には「うるさいな、黙っててくれないとかけないよ」と、一人一人が自分に向かうのである。しめしめ。ちなみに90分で3回書き直すことも。そんな「生きた対話の場」が楽しい。

\(⌒O⌒)/こんな母になりたい! と思う。この作文に登場するお母さん、女優の室井滋に似た雰囲気の人なの。「ほら、何ボーっとしてんのヨ」ぐらいのサバサバした口調が目に浮かぶので、よけいに嬉しい。こんなことは当然の事だが、今の時代ではステキな「縛り」=躾に思える。この母がいて、この作文が生まれたのだから。【作文の】評価は省略。今日はこの辺で

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